有機フッ素化合物分析
有機フッ素化合物(PFAS)とは
有機フッ素化合物(PFAS)は、独特な性質(撥水・撥油性、耐熱性、耐薬品性)により、コーティング剤や消火剤など身近な物から工業用まで幅広い用途に使用されています。自然界では分解されず環境中に長い間残存します。
有機フッ素化合物には炭素鎖の長さが異なる複数の同族体が存在し、特に炭素数が8のPFOS(ペルフルオロオクタンスルホン酸)及びPFOA(ペルフルオロオクタン酸)は、毒性や蓄積性が明らかになっています。
法規制等の動向
1.水道水質基準における水質管理目標設定項目として、令和2年3月にPFOSとPFOAの目標値(合量で50ng/L : 暫定)が定められました。また、要検討項目として、令和3年4月に ペルフルオロヘキサンスルホン酸(PFHxS)が追加 されました。【厚労省法 : 厚生労働省告示第261号】
2.水質汚濁に係る人の健康の保護に関する環境基準等の見直しにより、令和2年5月に PFOSとPFOAが要調査項目から 要監視項目に変更 され、指針値(合計値として50ng/L : 暫定)が設定されました。【環境省法 : 環水大水発第2005281号,環水大土発第2005282号】
弊社では、有機フッ素化合物 について数多くの分析実績があります。 高速液体クロマトグラフ質量分析計 ( LC/MS/MS ) を使用し、高感度・高分解能な分析を行います。
環境水、排水、水道原水及び浄水等の水質試料について対応可能です。
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